0.1%は炭素 たたら製鉄新化論

2006年10月30日
先週末は、東工大の学祭。
私は、相方の研究室の出し物「たたら製鉄」のお手伝いをさせてもらいました。
ポジションは受付。

私「いらっしゃいませ、こんにちはー」

野外で、大きな炉で砂鉄から鋼を作っている相方たちを横目に、
私はひとりで受付に座って客引き。

私の前に受付をやっていた先輩がちょっと出てしまったので、
その間だけ担当させてもらいました。

前職が接客だったから、受付はけっこう好き。

目の前の机の上には、鋼・のろ・真剣・包丁など、鉄製品の見本が置いてある。

お客「これが本物の鋼ですかー。重いんだねえ」

見に来てくれたお客さんは、鉄製品を見て興味深々。

私「はい。鋼は炭素濃度が少ないので、とても硬いんです。日本刀などに使います」

お客「へえ」

ちょっと前に、研究室の先輩が鉄の説明をしていて、それを聞いていた私は、
見よう見まねで説明してみる。

私「で、これがその時に取れる炭素ののろで、いわゆるゴミです。鋼と持ち比べてみると、重さの違いがあります」

お客「あ、ほんとだ。のろは鋼に比べると軽いんだねえ。炭素がゴミなの?」

私「はい。ただ、用途によって炭素濃度は使い分けるんですよ」

柔らかくて加工しやすい鋼は、お皿を作る。

硬い鋼は、真剣を作る。何度も折りたたんで、叩いて、強度を上げる。
でも、真剣は素手で刀身を触ると半日で錆びてしまう。手入れが大変だそう。

お客「砂鉄は何度くらいで溶けるの?」

私「1400度が、のろを炭素で分離させるのに一番いい温度です」

調子に乗ってきた私。

そんな時、ちょっと鉄を知っているお客さんがやってきた。

強者のお客「鉄の比重はいくつ?」

おおう、わからない。

私「鉄の比重はいくつですかー?」

困った私は、炉にたまっている研究室のみんなに助けを求める。

相方「7.8!」

一瞬静まりかえった中、空気を切り裂くように飛ぶ相方の答え。

研究室のみんな「おおーっ!!」

即答する相方に、研究室のみんな歓声。
さすがヤングメタラジスト。

そんな楽しいやり取りをしながら、
最後には相方が出来た鉄を水に突っ込む大役をやらせてもらっていました。

20キログラムの砂鉄で、6キロの鋼ができた。大収穫!

そのあと、研究室のみんなで、使い終わった炉でバーベキュー。
すごく楽しかった。

学祭っていいな。
学生っていいなー!
投稿者:tae | Comments(3)
Comment
工大祭いらっしゃっていたのですか?!
知っていたら会いに行ったのに><

今年は学年の出し物がないので、工大祭はアカペラで歌いに行っていたのですが…

会い損なってしまったなんて残念です。。

しばらくブログなどを見ていなかったので見逃していました(泣
実はスロープの後ろ辺りで見かけました(笑)
合唱は野外ステージしか見に行かなかったから、上手い具合に会えなかったんだねー><
工大祭、楽しかったよね☆

MIT、知ってたら教えてくれてもよかったのにw

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